HOME > 支部 > 白石・厚別支部 > グループホーム見学を行いました

グループホーム見学を行いました

2016年06月04日

5月30日(月)31日(火)の2日間にわたって、グループホーム見学を行いました。

1日目の5月30日は、市内でも歴史のある報恩学園に8名でお邪魔しました。

ここでは宿泊型自立訓練施設の「のぞみ寮」と、

共同生活援助「くるみ寮」を見学させていただきました。

 

「のぞみ寮」では、各自職場に通勤しながら独り暮らしやグループホームでの生活を目指して

円滑に自立できるよう支援が受けられます。夜間も当直の方がおられ、住居費は無料とのことでした。

1階に食堂と男子用個室10室、2階に女子用個室10室があり、独身寮のようなイメージですが、

ここで2年間自立に向けた支援を受けた後、グループホームや独り暮らしに移行していきます。

高等部卒業後の10代の方が多く利用しているそうですが、年配の方もおられるようです。

 

「くるみ寮」は市内16か所のグループホームと5か所のサテライトで生活している方の

サポートを行っています。

今回はその中のひとつ、民間の住宅を借りあげた、ごく一般的なグループホームを見学しました。

ここは朝夕の時間帯だけ世話人さんが来てくれますが、夜8時以降は本人さんたちだけになり、

緊急のときは電話で連絡することになっているそうです。少人数でアットホームな感じです。

 

5月31日は「北野3条ハウス」を9名で見学しました。

ここは1階は身体障がい者も暮らす一般賃貸住宅ですが、

2階が知的障がい者のグループホームで男女7名が生活しています。

居宅介護事業もやっていて、重度の方もヘルパーの身辺介護や余暇支援を受けながら

生活しているとのことでした。夜間も支援員が1名常駐しています。

 

我が子がグループホームで生活する場合、気になるのが金銭面ですが、

どちらの施設の方も、本人さんに多少収入があればいいが、2級年金だけでは苦しい。

1級年金があれば何とか…というお話でした。

また、人員配置、特に夜間の配置にはどちらの施設も苦心されているようです。

 

今回「北野3条ハウス」には、ここを利用されている方の保護者も参加されました。

誕生日会などもあって、楽しく暮らしている

今では家よりもなじんでいるようで、こちらが淋しいくらい

などの感想を話してくださいました。

グループホームにいずれは我が子も…と思いつつも、なかなか1歩踏み出せないでいる保護者には、

ちょっと将来を考えてみるきっかけになった見学会でした。

のぞみ寮

のぞみ寮

北野3条ハウス食堂

北野3条ハウス食堂

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一般社団法人
札幌市手をつなぐ育成会

札幌市北区北8条西6丁目2-15
育成会活動センター「いんくる」2階

TEL:011-738-2221
FAX:011-738-2228
E-mail:info@sapporo-ikuseikai.or.jp

地図はこちら