6月26日㈭、いんくるにて親なきあと(あるときから)サークル『座談会』が開催されました。
参加者22名は4つのグループに分かれ、育成会の会員でもあり、旭川成年後見支援センターの山本憲幸さんから『「相続」と「遺言」の基本』『親なき後への対策』のお話を聞きました。
その中で、相続の基本的知識を押さえることが必要であり、その上で遺言をどう活用するかが大切であることがわかりました。
親なきあとの子どもの権利擁護策については、個別事情を踏まえて考える必要があるということが確認できました。
親なきあとの対策として
- 障がいのある子にお金を多く残す(例:障害者扶養共済制度)
- 負担付き遺贈の利用
- 成年後見制度(法定後見)の利用
- 成年後見制度(任意後見)の利用
- 日常生活自立支援事業の利用
- 信託の活用(自益信託→遺言代用信託)
などがあげられますが、どれを適用するかはこどもの特性や各々の家庭の事情によると考えられます。
その後のグループトークでは
〇どのような制度を使えばよいのか
〇配偶者の理解・配偶者同士の遺言の話
〇情報の収集・情報に対する日々のアップデートが必要
〇自筆・公正証書遺言を書く必要があるが、実態が変わったときの変更も考えなければ…
〇世帯分け・同居中の今から親と子の生活を分けていくことを考えている
など話し合われ、山本さんには、参加者の疑問などにも答えていただきました。
冒頭のお話も勉強になることばかりで、グループトークも盛り上がり、2時間では足りないくらいとても良い時間を過ごすことが出来ました。
終了後はいこーるの販売もあり、たくさんの方に購入していただきました。
ありがとうございました。
次回は9月25日㈭10時から
申込みの上、ご参加ください。